「タイプデザインコンペティション2019」 表彰式とタイプデザインディレクター小塚昌彦氏の特別講演を開催

株式会社モリサワが主催する「タイプデザインコンペティション 2019」の表彰式と、タイプデザインディレクターの小塚昌彦氏による特別講演が9月3日（火）開催される。
タイプデザインコンペティション 2019の表彰式では、世界各国から集った入賞者に、審査員からトロフィーと表彰状を贈呈される。今年は、世界53の国と地域から前回を大幅に上回る813点の作品が寄せられ、モリサワ賞をはじめ全4部門計16の入賞作品が決定した。

タイプデザインコンペティション 2019の受賞作品はこちら
https://competition.morisawa.co.jp/news/20190701_result/

今回、特別講演に登壇する小塚昌彦氏は、タイプデザインディレクターとして、モリサワの“新ゴ”をはじめ数々の著名な書体に関わってきた。また、過去のタイプデザインコンペティションでは、2012年度に和文部門審査員、2014年度に特別審査員を務めている。特別講演では、「たて組か、ヨコ組か –日本語組版の残された宿題・ひらがな」というテーマのもと、タイポグラフィのあゆみを振り返りつつ、現在の日本語組版の課題について語られる。
当日、入場者には、コンペティションの入賞作品をまとめた作品集がもらえる。

小塚昌彦
1929年生まれ。1950年から1984年に定年退職するまで、毎日新聞社技術本部において毎日新聞書体のすべてのデザイン制作・開発に従事。1985年から1992年、株式会社モリサワの常勤タイプデザインディレクターを務め、新ゴシックほか主要な書体のディレクションを行う。1992年からアドビ システムズ 株式会社に勤務し、日本語タイポグラフィ・ディレクターとして同社のオリジナル書体 小塚明朝・小塚ゴシックを開発。