「グラフィックトライアル2018」(印刷博物館P&Pギャラリー)
「グラフィックトライアル」は凸版印刷のプリンティングディレクターとトップクリエイターがテーマをもとに、印刷実験を繰り返しながら新しい印刷表現を追求していくという試み。過去の開催では仲條正義氏、永井一正氏、佐藤可士和氏をはじめ多くの著名なクリエイターが参加している。
13回目となる今回のテーマは「Passion:情熱」。凸版印刷のプリンティングディレクターとタッグを組みグラフィックデザインの可能性に挑むクリエイターはイラストレーターとして幅広く活動し1999年には紫綬褒章も受賞されている宇野亞喜良氏、タイで最も注目を集めるデザイン会社の一つPractical Design Studioの共同設立者のサンティ・ロウラチャウィ氏、企業VIからパッケージデザイン、広告コミュニケーションまでトータルに展開される八木義博氏、凸版印刷のアートディレクターで個人としてもグラフィックやタイポグラフィを用いたアートワークの発表などもされている鈴木晴之氏の4名。
会場ではB1ポスターの作品に加え、実験プロセスのテスト刷りや印刷技法など制作工程に盛り込まれた技術などもわかりやすく解説されている。
印刷技術とクリエイションの融合から見えてくるグラフィック表現の可能性。印刷の未来の入り口に足を運んでみてはいかがだろう。
グラフィックの可能性を印刷で探るポスター展
会期:6月16日(土)~9月17日(月・祝)
会場:印刷博物館P&Pギャラリー
休館日:毎週月曜日(但し7月16日、9月17日は開館)、7月17日(火)
入場料:無料 ※印刷博物館本展示場の入場には入場料が必要
主催:凸版印刷株式会社 印刷博物館
企画:凸版印刷株式会社 トッパンアイデアセンター
後援:公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)
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