今年の夏もそろそろ本番を迎えようとしていますね。今回のとんとくる家の食卓~郷土料理編~は、夏バテで食欲がない方でもするすると胃袋へ入ってしまう宮崎県の郷土料理「冷や汁」をピックアップ!
魚のすり身を使用することの多い冷や汁ですが、とんとくる家の食卓ではかつお節を代用したレシピをご紹介します。魚嫌いなお子様にもおすすめですので、ぜひご家族で召し上がってみてくださいね。
「冷や汁」とは?
宮崎県の郷土料理とされる冷や汁ですが、使用する食材や作り方などは家庭によって様々。「冷蔵庫にかまぼこがあるから入れてしまおう」なんてこともあるようです。私が実際に宮崎のご家庭で冷や汁を頂いたときには、なんとびっくり「錦糸たまご」がのっていました。お好みの食材でオリジナル冷や汁が作れるのも魅力のひとつですね。
栄養面についてもハイレベル!ビタミンBやカリウムなどといった、夏に必要な栄養素もしっかりと摂ることができます。また、魚や豆腐、白ごまには良質なタンパク質が豊富に含まれていますので、夏バテ予防にも最適です。
冷や汁の作り方
材料[2人分]
かつお節……ひとつかみ(10gくらい)
白ごま……大さじ3
味噌……大さじ2
きゅうり〔輪切り〕……2分の1本
豆腐〔手でちぎる〕……150g
生姜・大葉・みょうが〔すべて千切り〕……好きなだけ
お湯……少量
水……400ml
1.味噌をトースターで焼く。少し焦げ目がつくくらいが理想。(写真参照)
※ご家庭にある味噌で大丈夫です。今回は麦味噌を使用しています。
2.かつお節と白ごまをフライパンで炒り、すり鉢でする。
※すり鉢がない場合は、する工程は飛ばしてOK!
3.1で焼いた味噌と、2のかつお節、白ごまを練るようにして混ぜ合わせ、お湯でのばす。
4.味噌が溶けたら水、きゅうり、豆腐、生姜を加え冷蔵庫で冷やす。
※味見をし、薄いようなら味噌を足して調整してください。
※すぐに召し上がる場合は、氷を入れて冷やしましょう。
5.よく冷えた冷や汁をごはんの上にかけ、大葉とみょうがをのせて完成!
おまけの小鉢レシピ!宮崎県は切り干し大根(千切り大根)の生産日本一!
宮崎県は切り干し大根(千切り大根)の生産が日本一ということをご存知ですか?国内で生産されている切り干し大根のおよそ9割は、宮崎県で作られているそうです。
そこで、切り干し大根を使ったおまけの小鉢「切り干し大根の中華風サラダ」のレシピもご紹介。
切り干し大根の中華風サラダの作り方
材料[2人分]
切り干し大根(千切り大根)……10g
乾燥わかめ……ふたつまみ(2gくらい)
トマト……中サイズ 1個
A.酢……小さじ1
A.砂糖……小さじ2
A.ごま油……大さじ1
1.切り干し大根と乾燥わかめを水で戻し、トマトはひと口大に切る。
2.1とAの調味料を混ぜ合わせて完成!
今回は、宮崎県の郷土料理「冷や汁」をご紹介しました。栄養満点の冷や汁を食べて、この暑い夏を乗り切りましょう!
それでは、次回のとんとくる家の食卓もお楽しみに!
今回使用した食材の一部は、東京都文京区本郷の「やさしい野菜屋さん」にて購入しました。時間をかけ、ゆっくり大きく成長したお野菜は、農薬・化学肥料不使用、減農薬のこだわりの品。採れたばかりの新鮮なお野菜は、毎朝生産者から届けられます。人気のお野菜はオープン後すぐに売り切れてしまうこともしばしば。
やさしい野菜屋さん 本郷店
住所:東京都文京区本郷3-41-10 矢作ビル1F
電話:03-3830-0432
HP:https://yasaiya3.wordpress.com/