イロドリの世界

第3回【紙を漉(す)いてみる2 ~紙の歴史を学ぼう~】

  • 2018.11.27

【登場人物】


S村課長 好きな場所:住宅展示場


ノザワ 好きな場所:高尾山のビアガーデン

前回、牛乳パックではがきを作ったのですが

ミキサーでパルプを細かくしすぎてしまい、

はがきが薄くなってしまいました。

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・・・・・・・・・・

 

 


「前回失敗してしまったので、
もう一度ハガキ作りにチャレンジします♪」

 


「やるぞー!!」

 

 

 


「…ノザワさん。
この間から会議室でコソコソと。
いったい何をしているの?」

 


「ちょうど良いところに!
実は、課長がお忙しそうだったので
ひとりで紙を作ろうと思って」

 


「そうなの? それは助かる!
ノザワさん。本当にありがとう!!」

 


「(喜んでくれている…やったー!)」

 

 

 

 


「でも、紙を作るって言うけど、
作り方はわかっているの?」

 


「い、いいえ…」

 


「そもそも紙というものは紀元前2世紀頃の中国で生まれて、
日本に伝わったのは7世紀の初めと言われているんだ。」

 

紙は原料の植物繊維をたたきほぐして水に分散したものをすき上げ、乾かして作ります。

初期の製紙は、麻布のぼろ等が原料で、すいた紙を簀ごと乾燥していたと思われます。

こうした初期の製紙法は、現代でもチベットやタイなどアジアの一部地域に残っています。

時代が下るにつれ、原料の処理法や用具が改良され、すく技術も洗練されて、表面のなめらかな品質の良い紙が作られるようになっていきますが、近代の機械製紙まで、製法の基本的な原理は全く変わっていません。

 

 

 

 


「………。
なんでそんなに詳しいんですか?」

 


「それはね…」

 


「紙の博物館に行って調べてきたからだよ!!!!!」

 


「えーーーっ!!!?」

 

 



公益財団法人 紙の博物館

東京都北区王子1丁目1番3号
TEL.(03)3916-2320 FAX.(03)5907-7511
http://www.papermuseum.jp/
入館料 大人 300円/小中高生 100円 団体割引あり

 

紙の誕生から現代の製紙技術の工程などを、映像や模型を見ながら学ぶことができます。

館内には解説ボランティアの方が常駐しており、歴史を細かく、そして面白く説明して下さいます。説明があまりに詳しいので驚いていると、皆さん製紙会社のOBとのこと。

こちらの質問にも丁寧に答えてくださるので、楽しく有意義な時間を過ごすことができました。

週末は紙すき教室(無料)も開催しています。

 

 

 


「と、言うわけで
紙の作り方も学んで来たし、
次回はもう一度紙作りにチャレンジしよう♪」

 


「はーい!」

 

 

 

 

 


「課長って、本当に真面目な人なんだなあ…。」

 

 

 

 

参考文献:「紙の歴史と製紙産業のあゆみ」 公益財団法人 紙の博物館