二十四節気に思ふ

白露に思ふ

2019年9月8日は、24節気の十五番目となる「白露(はくろ)」。野に生える草花に露が宿り白く見え、日中は暑くても夜の時間が長くなり、朝晩は涼しさを感じ始める時季です。昼と夜の気温差も大きくなり、陽の沈むのも早くなってきたと季節の移ろいを実感できる頃でもあります。

季節が乾季と雨季だけしかない熱帯地方。この熱帯地方で豊かな自然がのこる生物多様性の宝庫ともいわれている熱帯雨林アマゾン。今まさに、多くの火災によって森林は破壊され続けているようです。この火災は、人為的なものも多く含まれていることが分かっていますが、それぞれの国や地域でデリケートな背景があるようで、すべてをマクロで評論するのは難しいのかもしれません。

今年に入ってからのアマゾンの火災で排出されている二酸化炭素(CO2)は約1億1700万tといわれています。火災による煙は大西洋岸にまで届き、熱帯雨林から3200kmも離れたブラジルの都市にまで流れていっているようです。それほどまでに周辺環境に影響を及ぼすのかと驚いてしまいます。ちなみにこの火災にまつわる記事で、地球の酸素の20%を供給している森林が失われる、というような情報もありますが、専門家によるとこれは誤りであって、アマゾンにおける酸素生成と消費はほぼ同じと結論付けています。

では、地球において酸素はどこから多くが供給されているのかというと、それは海なのです。海は地球上の2/3の酸素を生成しているといわれていて、しかも森林と違い酸素の消費が少ないようです。海の中の生物でも、珊瑚は酸素の生成にとても大きな役割を果たしていて、観賞だけでなく私たちの生活に大きな貢献をしてくれています。

少し前まで日本において水を買うなんて考えもしなかった。それが今ではミネラルウォーター市場が3000億円、宅配水市場が1360億円となっています。きっと近い将来には家庭用酸素などを買うようになるのだろうなと感じている爽やかな白露の朝です。

二十四節気(にじゅうしせっき)とは?
太陽の黄道上の位置を24等分して決められた定気法を用いた太陰太陽暦(旧暦)。
いまなお生活暦として季節の指標となっています。
次気は9月23日「秋分(しゅうぶん)」となります。
文:西村公志(にしむらこうじ) マーケティングコンサルタント
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「マーケティングとは豊かな未来を語ること」という理念の基に法人や個人のコンサルティングを行っています。