2019年5月6日は、24節気の七つ目となり夏季最初の節気となる「立夏(りっか)」。
春分と夏至のちょうど間にあたる頃で陽も長くなり気温も20度を越えるようになります。この時期を迎えると、田植えの本格的なシーズンが始まります。

4月1日に新元号「令和(れいわ)」が発表され先日5月1日より施行されました。大化より248番目となる元号は、初めて中国古語ではなく、日本の古語として万葉集が由来となったようです。
語源となったのは梅花の歌三十二首から。
「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す」

和歴、それは文化そのものであり、単なる記号ではない。これは京都にある世界文化遺産上賀茂神社の田中安比呂宮司にご指導をいただきました。二つの漢字に込められた思いと、西暦の数字とは異なるもの、だから神社では必ず和暦を使い続けると伺いました。

近代では、明治、大正、昭和、平成と続きました。ローマ字にするとMeiji,Taisho.Showa,Heiseiです。江戸を含めて近代までの音の流れから、新元号を予感していたのが知人のDJであり音楽プロデューサーでありファッションプロデューサーでもあるFPM田中知之さん。
彼は随分と前から「次はRだと思う、漢字は解らないけれども音感的にRだと思う」と予感していました、実際、その通りとなり、新元号発表と同時に畏敬のメッセージを送ったものです。トレンドセッターならではの感覚といえばそれまでなのですが、同じ場で同じ空気を吸っていても、感じ取れることができる才能の有無とは残酷な現実です。
音という目には見えないが確かに存在するもの、これは流れも同じ。流れを感じる力というのがマーケティングにはとても大切で、その力はアスリートにも通ずるといわれています。「令和」を和号という一つの言葉として捉えると複雑性を帯びますが、過去からの流れという観点で音感として受け取ると、とても自然に感じるのが不思議です。

新たな元号について総体的に好評のようです。ReiwaというRの静謐な音感が時代に合っているということ、音の発する印象というものの大切さを改めて感じる立夏(Rikka)となりました。

二十四節気(にじゅうしせっき)とは?
太陽の黄道上の位置を24等分して決められた定気法を用いた太陰太陽暦(旧暦)。
いまなお生活暦として季節の指標となっています。
次気は5月21日「小満(しょうまん)」となります。

西村公志(にしむらこうじ) マーケティングコンサルタント
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「マーケティングとは豊かな未来を語ること」という理念の基に法人や個人のコンサルティングを行っています。