二十四節気に思ふ

春分に思ふ

2019年3月21日は、24節気の四つ目となる「春分(しゅんぶん)」。太陽が真東からのぼり真西に沈み、昼夜の時間は均等となる。「暑さ寒さも彼岸まで」といわれますが、なぜ春分や秋分は彼岸といわれるようになったのかというと、極楽浄土は西にあると考えられており、ちょうど真西に沈む春分の日や秋分の日と重なったようです。

彼岸ということで、春分と秋分に盆暮れ同様お墓参りをされる方が多いようです。全国平均で約68.9%(楽天インサイト)の方々が年に1回はお墓参りをしているとのこと。平成29年の国政選挙の平均投票率が53.7%(総務省)と比べると、政治よりも先祖を信じ敬うとみえてしまいますが、これには共感できます。
お墓参りの時季としては、お盆(52.1%)・春の彼岸(45.8%)・秋の彼岸(43.5%)・命日/月命日(25.3%)・年末年始(20.4%)と続き、お墓参りの目的としては「先祖の供養のため」(74.3%)・「毎年恒例のため」(61.4%)・「お墓を掃除するため」(42.1%)となっています。日本人にとってのお墓参りとは、ひとつの文化であり、先祖に思いを馳せ感謝し、そして内省する大切な時間となっています。

先般のこと、ローマ法王が祈るアプリを自らが発表するという出来事がありました。いよいよオンラインでお祈りに参加する時代が到来しました。お墓というものもひとつのメディアであり、それは時代とともに姿カタチを変えていきます。お墓参りの本質が先人に感謝し祈るということであれば、当然のことながらそれはお墓でなくともデバイスの画面であってもいいわけです。お墓のある場所から離れて暮らしている人たちにとっては、いつでもどこでも先祖に思いを馳せることができるオンラインは有難いものかもしれません。

諸行無常 時は動き続けていて常に同じさまであることはありません。
春分の日に彼の岸極楽浄土とは何かを思い、その本質を考えながらも線香とろうそくを携えお墓参りに向かいます。

二十四節気(にじゅうしせっき)とは?
太陽の黄道上の位置を24等分して決められた定気法を用いた太陰太陽暦(旧暦)。
いまなお生活暦として季節の指標となっています。
次気は4月5日「清明(せいめい)」となります。

西村公志(にしむらこうじ) マーケティングコンサルタント
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「マーケティングとは豊かな未来を語ること」という理念の基に法人や個人のコンサルティングを行っています。