二十四節気に思ふ

啓蟄に思ふ

2019年3月6日は、24節気の三つ目となる「啓蟄(けいちつ)」。蟄(ちつ)とは土中で冬ごもりをしている虫のこと、啓(けい)とはひらくということ。冬にこもっていた虫も起きて地中に出始める頃。陽射しも力強さを感じるようになってきました。

先日のこととなりますが、沖縄県で県民が胸中に秘めていた思いが表わされました。
2月24日に米軍辺野古基地の移設に関する賛否の県民投票が行われました。投票率は52.48%、結果は投票者の71.2%が移設に反対を表明。賛否の二択だけでなく県政野党であり国政与党の自民や公明、そして維新などからの提言によって設けられた「どちらでもない」という三択のなかでも明確な意思が表されました。

この投票結果には辺野古基地新設工事を抑止する法的拘束力はないようです。それでも沖縄県に住む人々がどのように思っているかということは確認できました。
基地については自らの意思を表すことが憚(はばか)られていた沖縄の民、投票率としては決して高いものではありませんが、それでも有権者の1/4を越える方々が明確に移設反対と声をあげたのです。

外交や安全保障は今日に至る大戦からの歴史もあり、正義が通用するものだけでもないことは容易に想像がつきます。普天間は世界で最も危険な基地といわれ、住民は常にそのリスクと背中合わせです。当然ながら、移設を反対するのであれば代替案は提示できるのか、ということも問われています。だからこそ移設か否かではなく、改めて「日米安保の見直し」についても、しっかりと議論し情報開示する必要があるように感じています。米軍ありきはこれからも続くのか、そして沖縄に基地を置き続けるのか、県民だけでなく国民も納得できるような話し合いがようやくこれから始まるのだと期待しています。

二十四節気(にじゅうしせっき)とは?
太陽の黄道上の位置を24等分して決められた定気法を用いた太陰太陽暦(旧暦)。
いまなお生活暦として季節の指標となっています。
次気は3月21日「春分(しゅんぶん)」となります。

西村公志(にしむらこうじ) マーケティングコンサルタント
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「マーケティングとは豊かな未来を語ること」という理念の基に法人や個人のコンサルティングを行っています。