二十四節気に思ふ

冬至に思ふ

2018年12月22日は、22番目の節気「冬至(とうじ)」です。日本のある北半球では1年で一番太陽が低く、日照時間の短い日となります。この日を昔の人々は“太陽の力が一番衰える日”として、翌日から太陽が力を取り戻すということを祀ったようです。

一陽来復。
太陽が再び力を取り戻し温かな世界が始まるとされてきたようですが、昔は現代とは違って住まいも密閉されることなく、羽毛布団も、ヒートテックもない時代。日照が生活に与える影響はとても大きかったのだと容易に想像がつきます。
そんななかで冬至を起点に太陽が力を取り戻すのと比例して、自分たちの生活も明るくなってくると感じていたようです。しかしながら気温は、太陽の動きと約2ヶ月弱ほどのタイムラグがあり、これからますます空気の冷たさを感じる時季となります。

太陽の起点が冬至、では生活の起点はというとやはり目覚めなのでしょうか、この目覚めの良し悪しで随分と一日のありようが変わってしまうような気がします。最近話題になることの多い睡眠、この睡眠の質が目覚めの良し悪しを左右しています。良質な睡眠を得ることができれば“よく寝た”となり、ベッドに入っている時間が長くても質の悪い睡眠だと“気怠い”となってしまうようです。しかしながら睡眠のメカニズムはまだ解明されていないことも多く、ストレスによる不安を払拭することができないように、良質な睡眠を心掛けたとしてもなかなか思うようにはいかないものです。

睡眠のプロローグは、目覚めてからの行動がポイントのようです。
目覚めてからしっかりと朝陽を浴びる、この行動で身体に本来備わっている生体リズムがリセットされ、明るい時間は活動的になるようにセロトニンというホルモンが、夜にはメラトニンという眠りを誘うホルモンが分泌されやすくなるようです。

日々のリセットは朝の目覚めにはじまる、その大きな役割を果たしているのは太陽なのですね。改めて太陽のありがたさを感じている日暮れの気配漂う冬至の昼下がりです。

二十四節気(にじゅうしせっき)とは?
太陽の黄道上の位置を24等分して決められた定気法を用いた太陰太陽暦(旧暦)。
いまなお生活暦として季節の指標となっています。
次気は2019年1月6日「小寒(しょうかん)」となります。

西村公志(にしむらこうじ) マーケティングコンサルタント
https://www.facebook.com/koji.nishimura1964
「マーケティングとは豊かな未来を語ること」という理念の基に法人や個人のコンサルティングを行っています。