二十四節気に思ふ

大雪に思ふ

2018年12月7日は、21番目の節気「大雪(たいせつ)」。いよいよ雪が降り積もり、本格的な冬の到来です。動物も冬ごもりを始める頃となります。

大雪といえば、記憶に新しい今年2月に北陸地方西部での降雪。福井市では、積雪が147cmに達し、1981年以来37年ぶりの記録となりました。この降雪の影響で、福井県北部の国道8号線では、坂井市からあわら市の約10kmの区間で車約1500台が立ち往生、自衛隊も災害派遣出動し死者も出るなど大きな災害となりました。

なぜこうした大雪となったのか。これは太平洋赤道域から南米海岸にかけての海水温が平年よりも下がるラニーニャ現象の影響で、偏西風が日本付近で南へ蛇行したため、日本列島に繰り返し寒気が流れ込み、低温や大雪となったようです。 はるか離れた赤道付近の海水温の低下が、日本に大雪を降らせ被害を巻き起こしていたのです。地球は連鎖しているということ改めて感じる現象です。

今秋、国土交通省から大雪時の道路交通確保のためにチェーン規制について発表がありました。この施行に関しては、雪国交通を理解していない机上論という反論もありました。もし大雪に遭遇した場合、自車は降雪時に動くことができたとしても他車がスタックすれば道路は機能を果たさないという事実。幹線が国道以外にないようなところや山道では、必然的に数珠繋ぎとなり停滞してしまう事態は、今後も免れないのではないかと感じています。

ではどうすればいいのか、大切なのは最新情報の交換。つまり、気象予報の事前入手やTwitterなどによる現況のいち早いレポート。商業だけでなく災害を未然に防ぐというときにこそSNSを有効に活用されることができればと感じています、いつの時代も現場の声ほど確かなものはないはずです。
いずれにしても「備えあれば憂いなし」と、故事成語を思い出す大雪の朝です。

二十四節気(にじゅうしせっき)とは?
太陽の黄道上の位置を24等分して決められた定気法を用いた太陰太陽暦(旧暦)。
いまなお生活暦として季節の指標となっています。
次気は12月22日「冬至(とうじ)」となります。

西村公志(にしむらこうじ) マーケティングコンサルタント
https://www.facebook.com/koji.nishimura1964
「マーケティングとは豊かな未来を語ること」という理念の基に法人や個人のコンサルティングを行っています。