二十四節気に思ふ

小雪に思ふ

2018年11月22日は、20番目の節気「小雪」、「こゆき」ではなく「しょうせつ」。この時期、北国からは雪の便りが届き始めます。まだしっかりと降雪する時期ではなく、気象庁の定義では「長時間降雪したとしても1時間あたり1mm以下」というのが小雪。いよいよ暦通り気象も冬そのものとなってきました。

小雪の頃、新嘗祭(にいなめさい/しんじょうさい)という古来からの祭事があり、これは宮中祭事としても行われている日本の文化としてとても重要なものと位置づけられています。新嘗とは、この年に収穫されたものを初めて食べることを指します。
この祭事、五穀豊穣を感謝する大切なものだったのですが、政教分離の考えより、1948年(昭和23年)に11月23日を「勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」として「勤労感謝の日」に制定されました。新嘗と勤労感謝、根底には同じ思いがあります。

アジアの極東に位置する日本は、世界でも突出して自然災害が多いエリアであるといわれています。台風は年間で20個以上発生し、そのうち3つ以上が本州に上陸します(2018年は5つ上陸しています)。四季があることから、季節の変わり目には気候は不安定となり、必ず多雨となります。
さらに、北米・ユーラシア・太平洋・フィリピンという4つのプレートが交差する位置にあるため、
地震が多く、2017年には202回もの体感地震がありました。そのうち震度5を超えるものが8回もあったそうです。また火山も多く、富士山をはじめとするいくつかの休火山も、いつの日か活動が活発化するといわれています。

このように、日本は地理的に自然と共生することが宿命であり、その中で食物を耕作する人々にとって収穫というのはなによりも大切なもの、全てに感謝をする大切な祭事なのです。
小雪の頃、周りに感謝をしながら美味しい新米を是非お召し上がりください

二十四節気(にじゅうしせっき)とは?
太陽の黄道上の位置を24等分して決められた定気法を用いた太陰太陽暦(旧暦)。
いまなお生活暦として季節の指標となっています。
次気は12月7日「大雪(たいせつ)」となります。

西村公志(にしむらこうじ) マーケティングコンサルタント
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「マーケティングとは豊かな未来を語ること」という理念の基に法人や個人のコンサルティングを行っています。