二十四節気に思ふ

立冬に思ふ

2018年11月7日は、19番目の節気「立冬」。いよいよ冬の気配が漂い始めます。西高東低の気圧配置となり、各地で木枯らしも吹き始め、北海道では初雪の便りも届く頃となります。暖をとるために火を使い始める頃でもあり、寺社では鎮火祭などが行われます。二十四節気の生まれた中国では「立冬補冬、補嘴空」という言葉があるようで「この季節に収穫されたもので栄養補給を」といった意味のようです。
これからは旬の食材で温かい鍋も食べたくなる季節の始まりです。

旬という言葉、今ではいろんな例えに使われたりしますが、語源は「特定の食材が他の時期よりも新鮮で美味しくいただける時期」のこと。そもそも和食とは、素材の旨味を活かして調理をすることが基本であり、根底には自然からいただける穀物を尊重する精神があるようです。
さて立冬の旬な食材として、身体を温めてくれる効果のある根菜類があります。また鰻も天然物はこれからが脂がのってくる旬となるようです。寒い冬を乗り越えるためのスタミナをつけ身体を温める、季節に合った食材です。いまでは1年中食卓に並ぶ大根も、やはり冬のものが一番美味しく、一番栄養価が高いようです。そして、旬のものはもっともたくさん収穫できる時でもあるので経済的です。

気候や気象の影響を大きく受けて育まれる食物。その年ごとに時期は早まったり遅くなったり、たくさん収穫できたり不作だったり。
日本は四季があり多様な食品があります。だからこそ素材の旨味を楽しめる和の調理法で旬の食材を楽しみながら、育成期の気候などに思いを馳せてみるのもいいかもしれません。今年の夏はすこぶる暑かった、するとこれからの根菜類の味はどのように変わるのでしょうか。私たちも、意識して旬の食材を選ぶことで、健康にも経済的にも、もちろん味覚としても今まで以上に季節を楽しめるようになるはず。旬という観点、大切にしたいと感じています。

二十四節気(にじゅうしせっき)とは?
太陽の黄道上の位置を24等分して決められた定気法を用いた太陰太陽暦(旧暦)。
いまなお生活暦として季節の指標となっています。
次気は11月22日「小雪(しょうせつ)」となります。

西村公志(にしむらこうじ) マーケティングコンサルタント
https://www.facebook.com/koji.nishimura1964
「マーケティングとは豊かな未来を語ること」という理念の基に法人や個人のコンサルティングを行っています。