二十四節気に思ふ

霜降に思ふ

2018年10月23日は、18番目の節気「霜降」。1年の3/4が過ぎたことになります。木々は紅く色づき、日照時間も短く秋の夜長を感じる頃です。寒さも冬を予感させるものとなり、朝には霜が降りはじめます。農家にとって霜は大敵、作物に被害がないよう気を張らなければならない季節です。ちなみに霜が降りるには、冷気、低湿、晴れていることという3つの条件が揃わなければならないようです。

今年のプロ野球、チームとしての日本一はこれから決することとなりますが、個人記録では、打率.315・本塁打34本・盗塁33個という輝かしい成績をヤクルトスワローズ山田哲人選手が残しました。これはトリプルスリーという偉業で、自身3回目となり約80年余の日本プロ野球史上でも初めてとなったようです。
打つだけでなく走る技量も求められ、バランスのとれた選手でないと達成ができないものです、安定してヒットを放ち、長打も多く、出塁すれば次を盗むために走る。
野球というスポーツの醍醐味をひとりで体現できる稀有な存在です。
メジャーリーグではバリー・ボンズ選手が同じく3回のトリプルスリーを達成したことがあるようですが、4回の達成は誰もおらず2019年以降山田選手は世界で初めての偉業に挑戦し続けることとなります。
こうして注目されることはプロのスポーツ選手の価値そのものです。ヤクルトスワローズは素晴らしい選手を育成したのですね。

山田哲人選手、スランプ時にはこの言葉を心して取り組むようになって好転したというのが「きっとうまくいく」というもの。また、心がけていることこそが“素直な心”でいるということのようです。
現象には必ず原因があります。霜が降るためには3つの条件が必要なように、不調にも必ず原因があります。それを突き詰めるためには凝り固まった概念を取り払い、いつも素直な心でいるように心がける、そしてしっかりと練習した後には自分を勇気づけ不安を払拭する”きっとうまくいく”という暗示。
偉業の背景には、誰もができるが誰もが継続し続けることは難しい普遍的なものがあるのですね。
素直な心が大切だと自省するのに適した冷気の霜降です。

二十四節気(にじゅうしせっき)とは?
太陽の黄道上の位置を24等分して決められた定気法を用いた太陰太陽暦(旧暦)。
いまなお生活暦として季節の指標となっています。
次気は11月7日「立冬(りっとう)」となります。

西村公志(にしむらこうじ) マーケティングコンサルタント
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「マーケティングとは豊かな未来を語ること」という理念の基に法人や個人のコンサルティングを行っています。